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off you go 
off you go (幻冬舎ルチル文庫)off you go (幻冬舎ルチル文庫)
(2012/03/15)
一穂 ミチ

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この前(といっても前だけど)読んだ【is in you】のスピンオフ。
こっちも良かった。

読んでなくても話はわかるんだけど、読むとよけい【is in you】での佐伯の態度に納得がいく。というか、佐伯が意外に一途(笑)。

おっさん同士なんだけど、一穂さんが書くとあまりそうは見えない。なんでだろ?
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おとぎ話のゆくえ 
おとぎ話のゆくえ (幻冬舎ルチル文庫 い 4-3)おとぎ話のゆくえ (幻冬舎ルチル文庫 い 4-3)
(2010/07/15)
一穂 ミチ



なんというか、タイトルどおり「おとぎ話みたいな」お話でした。
読み終わっても現実感がないというか、どこかよその国のお話を読んだような感覚といえばいいのかな。

一穂さん作品の感想で毎回書いてるように、やはり風景描写のうまさが際立ちます。だからか、吾川が際立って素敵な「国」に思えるというか。いや、田舎町なんですけどね、単なる。でも輝いて見えるというのかな。読みながら「やっぱ一穂さんうまいわー」と感心しきりでございました。

それとおとぎ話みたいなのに、隼人のような人物がでてくることもちょっと驚き。隼人みたいな生活してる人がでてくるBLって、ヤ○ザものとかそれ系統の話しかみたことなかったので(わたしはね)。それをうまく纏めてあるあたりが一穂さんのテクかな、と思いました。
Don't touch me  
Don\'t touch me (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)Don't touch me (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)
(2010/05/10)
一穂 ミチ



執筆中に大怪我されて発売延期になっていたもの。やっと出てくれてうれしー。

相変わらず、風景描写が巧い!主人公の目から見える景色を描くのが抜群だと思いました。
そして一穂さんには珍しく、大人同士のカプなので、それも新鮮でしたね。

でもあえて言うなら、やはり一穂さんの巧さは青春(&若さ)の危うさみたいなものを描いてこそより光ると感じました。もちろん、この作品も潔癖症の主人公を持ってくることで、危うさ・繊細さみたいな一穂作品の良さはすごくでてました。これがだめって言うんじゃないんですよ。あくまで比較の問題で。

ま、どちらにしてもやはり一穂作品はおもしろくて目が離せません!
藍より甘く 
藍より甘く (幻冬舎ルチル文庫)藍より甘く (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/10/15)
一穂 ミチ



すーーーーーーっごく良かったです!

一穂さんの中ではデビュー作の『雪よ~』がマイベストだったんですが、それを超えたかも。
いや、超えた。

何もかもが素敵ですばらしくて言葉になりません。それをうまくここに書くことができない。自分の語彙力のなさに凹むね。


とにかく一穂さんの作品は、風景描写のひとつひとつが巧みで表現が美しい。目の前にぱーっと風景が浮かんできます。今までの作品に共通していることですが、読み始めてすぐくらいに、その印象的な言葉がぱっと飛び込んでくるんですよね。今回は2ページ目(だったかな)の「アラザンをちりばめたような」という表現に、心を捉えられました。

そして何よりも感情表現に惹きつけられる。恋心の表し方が抜群だと思います。遥の気持ちがいじらしくて切ない。そこに暁行の気持ちとブログというツールの使い方の巧さが絡み合って、「恋物語」を読んでるんだな~と実感する。

もう、机をバンバンたたいて「くぅぅぅぅぅーーーーー」と唸るしかない見事なストーリーなのです。とにかく読んで欲しい!切実にそう思いました。
はな咲く家路 
はな咲く家路 (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)はな咲く家路 (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)
(2009/09/10)
一穂 ミチ



ゆれ動く思春期の男の子の心情描かせたらピカイチだと思うんですよ、一穂さん。
どこまでもすっきりと澄み渡った青春というかね、清潔な印象もいいなぁと思うんです。そりゃ、濃厚なのもおもしろいけど、青春=清潔は基本図式かな~なんて。読んでるとこちらの心も洗われる……。

心温まる感じも実に「一穂さんだな~」と幸せな気分になれる。方言もその「暖かさ」に一役買っていると感じました。再婚同士の家族でもとても暖かい空気だし、何より葵とかずさが対等なのがいいな、と。

一穂さんは「余韻のある」文章を書く人だなぁとしみじみ思いましたね。行間から感情が漂ってくるというか、その余韻が読み手を読後の満足感に浸らせるのでしょうね。
「ナイト・クルージング」「はるのうた」 
前回のJガーデンで販売されたと知って大ショックを受けた一穂さんの同人誌。
今回の夏コミで手を尽くして手に入れました。我ながらその執念を他に回せないものか、と思いました。でもいいんです。感激です。

どちらも『雪よ林檎の香のごとく』を読んでないとわからないストーリーですが、だからこそ満足感が大きいといいますか。あぁあの2人にまた会えた……という感動。どちらも、本編の雰囲気を大事にしつつ、少しずつ成長した2人でしたね。

もうね、満足すぎて何もいえないって言うのが本音なんですが、とにかく書き記しておきたかったので。秋のJガーデン参加するのかなぁ。新作出るなら行きたい……通販しそうにないしなぁ。悩む。
朝から朝まで 
 朝から朝まで

超楽しみにしていた一穂さんの新刊!期待を裏切らない面白さでした~。そしてディアプラス作品と比べると、どこがどうとはうまく言えませんが「ルチル色」だなぁという印象。

1作目の『雪よ~』と同じような年の差ものですが(あれほどじゃないけど)、3作すべての印象が違うんですよ。そこがすごいなぁと。印象が変わらないのも、それはそれで味なのですが、一穂さんのように新人さんで「うまさを感じさせる違うもの」を続けて書けるってすごいことだと思うのですよね。

一穂さんは感情描写も巧みですが、風景描写がとても巧い。読んでいてパァーーと風景が浮かんでくる。心地よい上質さを感じます。今作でも、夜明けの風景がとても素敵でしたねぇ。ほんとに新人さん?と何度も思った疑問が浮かんでくるわ。

ただ、この作品でちょっと弱いなぁと思ったのが、攻めの京平。なんか印象が薄いっというか、悦巳のほうがキャラが前面にくるというか。最初、悦巳が攻めかと思ったもんな~。悦巳で一作書いたら面白いかも、と思いながら読んだのがマイナスかな~。でもそれ以外はおもしろかった!


後書き読んで、早速ブログにお邪魔。手に入れられなかった同人誌も、再販&委託予定がありそうで、飛び上がって喜びました。その勢いでこんな朝から更新してるわけですが。
オールトの雲 
 オールトの雲

びっくりするくらい木下さんの絵と雰囲気がぴったり!

1作目もびっくりしたけど、デビュー2作目とは思えないですよ、一穂さん。前作はきゅんきゅんするばかりでのびのび感がありました。今回はきゅんきゅんするところは一緒ですが、切なさが増しました。思わずもらい泣き。すごい筆力感じます。

流星がハワイに行ってからの話も素敵だったなぁ。2人だけの世界じゃなくて、朝美さんの語りも織り込んだあたりに実力が見えた。気がします。

読み終わってからも余韻があるし、まだまだ2人の話が読みたいと思いました。今後も一穂さん要チェックですね。

でも続きとか番外を同人誌で出されると手に入れる手段がない(わたしのように即売会に参加できない人はたくさんいると思う)とつらい……ので、どうにかしてほしい!
雪よ林檎の香のごとく 
 雪よ林檎の香のごとく

新人さん、ですよね。でもすっごく良かったです!!
清冽で澄んだ空気が漂うステキな1冊でした。

絵と文章の雰囲気がぴったりでねぇ。ほぅっとため息つきながら読みました。そういうのってBLじゃ珍しいんですけどね。

設定自体に目新しさはないんですけど、なんというかのびのびと書かれてる感じがするんです。高校生のデリケートさとか「等身大」ぽい。そこがとてもいいなぁと思いました。最後のほう、桂を「かわいい」と言うところなんて、なーんか素敵だなって。

うまくいえませんけど、とにかくおすすめ!
いつき朔夜さんといい、ディアプラスもいい新人さんを発掘しますね。次作も大期待!です。