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羊とオオカミの理由 
羊とオオカミの理由 (幻冬舎ルチル文庫)羊とオオカミの理由 (幻冬舎ルチル文庫)
(2010/03)
杉原 理生



おもしろかった……!
杉原さんでは珍しいタイプの作品だと思うんだけど(昔の作品を知らないのでそう思うだけ?)、いやいやこういうタイプの作品いけますよ!

受けが「漢」って感じの性格なのね。なんというか、天然なんだけど性格が男前。これだから年下男たちがまいっちゃうんだろうなー(一人は弟ですが)。同人誌で続き読みたいわ!

ところで弟の太一の話が読みたいです。いかにしてお兄ちゃんの前で猫を被っていたか、とか真紀とごちゃごちゃするところが。おもしろそうだと思うんですが、どうでしょうね?
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音無き世界 
音無き世界 (SHYノベルス)音無き世界 (SHYノベルス)
(2010/01/28)
杉原 理生



目から鱗というか、杉原さんのベストなんじゃないかなーと思える作品でした。

杉原作品ってどこかに執着みたいなものが見える登場人物が多いのだけど、今回もさらっとしてるけどやっぱり執着してた。そして、どこか俯瞰的なんだけどやはり内面に切り込む作品。軽いようで重い。でもその重さを感じさせない文体が良かったです。

それとストーリー全体に「静けさ」を感じました。杉原さんの作品ってわりとそういうのが多い気がするけど(わたしが読んでるのだけかも)。

おもしろい!と盛り上がって言われるタイプじゃないけど、「とても素敵な作品」でした。おすすめです。
シンプルライン 
 シンプルライン

読み始めて、なーーんかどっかで読んだことあるような……?という気がしてて。で、母親と一緒に出て行く前夜の出来事の件で「絶対これ読んだことある!」と確信。結構前の雑誌が初出なんですね。あー道理で。あの頃は雑誌もちょくちょく買ってたから読んだことあったんだわーとスッキリ。

だからといって特別何も感じないというか……。ちょっと受けがウジウジ悩みすぎかなぁと思うんですよね。ほんとに血の繋がりがあったらダメという受けの禁忌もわからないじゃないけど、最初から弟としては見てないんだから今更という気がするんだよね。

弟のほうも、攻めならヘタレてないでちゃんと攻めんかい!と思いました。弱気っつーかやさしいというか。絵と文章から受ける印象もあるので、そればっかりでもないんだけどさ。

とりあえず、2人の世界に特化した話でしたね。これからのほうが大変そう……。
恋の記憶 
 恋の記憶

杉原さんって、やはり内面に切り込む作家さんですね。
前作は粘着質>執着質な感じでしたが、今回は執着質な感じのほうが強いかなー。だってなんといっても血がつながってるし。個人的には兄弟ものとか苦手なので、同じ血がつながってるなら従兄弟くらいで十分。そういう意味でも今回はおもしろく読めました。

どっちかというと内向きなんですよね、この作品。2人の血のつながりもそうだし、お姉さんとのつながりもそう。会社の2人以外は他人の姿が見えないというか。だから余計、内面が際立つのかな。

それと杉原作品に多い特徴「攻めが優しい」。子供のころから受けのことを優しく見守ってる姿がユギさんの絵で見せられると余計にくるね。

ただ、内面は丁寧に描かれてるとは思いますが、自分的には萌えなかったんですよね。もっと深く描いて欲しかったなぁなんて贅沢すぎですかね。
37℃ 
 37℃

杉原さんとの新しい出会い……。
でもよく考えたら同人誌ではこちらの杉原さんがデフォなのかなー。オヤジ本とか出しちゃうほうの。

執着質で粘着質で、でもなんだかさらっとした肌触り。そんな読後感です。杉原さんの作品で「執着」をあまり感じなかったので意外でした。時々「これは杉原作品」と心の中で確認しながら読みましたよ。

最後はハッピーエンドともアンハッピーエンドとも取れる終わり方。そこに余韻があるんだけれども、なんだか明るくない未来も見て取れるからちょっと辛いかも。でも2人の気持ち的には幸せ……なのかな?北畠さんの絵がとても合っていて良かった。
スローリズム 
 スローリズム

今まで読んだ(雑誌含む)数少ない杉原作品の中で一番好きでした。木下さんの挿絵ってだけで甘くなる傾向はあるのですが(そういえば木下絵って文章と雰囲気合ってないな~ということがないよね)、これは絵と文章の絶妙なコラボレーションで一層素敵に読めたな、と思います。

杉原作品って読後感の良さがとてもいいなぁと感じます。さわやかという未来への希望があるというか、そんな前向きさが好きですね。終わりよければ全てよし。やっぱりさーアンハッピーエンドは苦手ですもん。じれったさをたっぷり味わった後は未来に希望を持てる男カップルであってほしい。この作品もそういう素敵な終わり方で良かった。満足。
世界が終わるまできみと 
 世界が終わるまできみと

厚さに躊躇ってずっと積読だったものを引っ張り出して読みました。

杉原さんはやっぱり柔らかいなぁ。優しいというかね、雰囲気が。それと攻め。前回読んだ『いとしさを追いかける』も攻めがとことん優しい人でしたが、今作も攻めの優しさが最後まで光ってたし救いだったかな。全体は受けの有理視点なので、その印象が特に強かった。

子供たちがしなやかに強いのに対して、親たちの不甲斐なさが目立つなぁ。有理父は弱く逃げ出してしまったから特に。あの父がいたからこその有理であり学なんだけど。学が中途半端じゃなくてちゃんと扱われていたのもこの作品のポイントですねぇ。あの子が出ることによって有理と怜人の結びつきとか心の交流がこちらに伝わってきたし、何よりかわいい!


こういう作風の人が木原さんたちとオヤジ本を出してるから不思議。
いとしさを追いかける 
 いとしさを追いかける

初めて読む作家さん。寡作なんですね?これはいくつかのブログさんでおすすめされていたので買ってみました。

掛井が優しすぎる~。どこかに裏があるんじゃないかと最後のあたりまで疑ってましたが、本当に優しい&杜国が好きでたまらないだけでしたよ、この人。杜国もずるいっちゃーずるいんだけど、でも気持ちもわかるんだなぁと妙な共感を覚えました。実は掛井が好きでたまらないのに妙に鈍いとことか憎めない。

非常に楽しく、とはちょっと違いますが、読後感はとっても満足でございました。

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