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エス-裂罅- 
エス裂罅
エス裂罅

表紙をみただけでドキドキ。挿絵でニヤニヤ。あらすじを読んだだけで涙で前が滲む。読み終わった後は放心。「……あたしに魔法が使えたらすぐにでも秋にするのに…」とばかなことを呟いてみる。

ここのところ(わたしにとって)あまりにハズレが多かった英田さん。が、英田さんの実力はこの作品により濃く反映されているんですね。つか、英田さんはこの路線で!と強く思いました<超勝手
さて。何を書けばいいのか。
痛々しい椎葉。そして宗近。ぎりぎりの均衡を保ってるふたりが痛い。切ない。哀しい。お互い愛し合ってるのは分かっているのに口にできない。どんどん「死」に向かって走ってる気がする。いや、でもそんなラストは絶対イヤ。めちゃくちゃイヤなんだけど、椎葉の精神が向かってる先は「ずっと続く未来」じゃないと思えるんですよね。「死」というものがあるから今走っていられる、というか。篠塚のいう「片羽をもぎとられた蝶」は椎葉のことだと思った。篠塚の言ってるのが由佳里のことだったとしても、暗にそれは椎葉を指すんじゃないかと。片羽はお姉さんか。宗近か。ここが最終巻への大きなポイントだと思います。

最後の病院のシーンが一番好きだな。絵もね、切なくて優しくて。でもやっぱりほの哀しい。そんな2人がとても素敵に描かれていると思います。

でもあれだ。五堂。やつは4巻でブチのめしてほしいね!!(鼻息荒)
こんなやつがのうのうとしていられる世の中なんて間違ってるー!と思わず熱く握りこぶしを作ったほど。

宗近の過去は想像通りでした。あぁやっぱりと思ったんですよね。そこにそんなに驚きはなかった。けどクロ=東明とは思わなんだ。組長がふらふら遊んでちゃダメよ。


次回4巻で最後。椎葉はどこに向かっているのか。宗近は椎葉の背中を守れるのか。期待と不安が交錯しまくる春と夏を過ごしそうですよ……!

あ、完結記念。本を切り取らないといけないの~?そんな殺生な!!こんなところまでわたしたちを翻弄するなんて……。ほんのり「2冊目を買おうかしら」と思ってるのだけど、それってまんまと出版社の策略に嵌りかけてますね。
 
[詞]エス 裂罅/英田サキ 
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宗近に会いたいと思った。それは刑事としてでなく、愛しい男に会いたいという恋情のからの切望だった。ならば会ってはいけない。決して会ってはいけないのだ。感傷的な気分に囚われたまま、椎葉は顔を上げた頭上には...
 
こんにちは。初めまして。
コメント&トラバありがとうございます!!
いつも感想を読ませていただいてまして、今回の感想があまりにも「そうそう!!」と(勝手に)共感してしまいましたのでTBさせていただきましたー。
「片羽の蝶」というのは最終章に向けての暗示のような気がします。解釈によってはいろいろ推測できてしまう……あーやっぱり秋が待ち遠しいですね。Juraさんと同じく、続きが楽しみなようでもあり怖くもあり。。。
 
こんにちは
TBありがとうございました。
>「……あたしに魔法が使えたらすぐにでも秋にするのに…」
非常に同感です、殆どの人が思ってるのではないでしょうか?
篠塚の言う「片羽の蝶」はやっぱり椎葉の事をも比喩しているのでしょうかね~
彼もまた苦労や苦悩をこちらが考えている以上に背負ってそうで、読んでいてやっぱり今までで一番辛い感じがしました。
しかし、続きがどうなるか、楽しみの様でもあり怖くもありです。
TB頂いて行きます
ではでは
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エス 裂罅(れっか)英田 サキ 奈良 千春◆あらすじ◆警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。大