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八月の略奪者 

 八月の略奪者

あぁおもしろかった。いつきさんはすげぇ。
ディアプラス文庫は大事に育てて欲しいね。ほんっといいですよ、いつきさん。3作読んでハズレがないもの。

タイトルだけを見てどんなストーリーか全然わからなかったんですが、「略奪者」と書いて「ラプトル」と読む。後半の「十二月の暴君」も「ティラン」と読むらしい。なんかその「捻り」というか発想が好きだなあ。

浩紀(攻)が実に当たり前の高校生で、香月(受)もどこにでもいるような人物なんですよね。突飛な設定などなくて、地味だけど「読ませる」ストーリー。後半の話は、よくありがちな設定(年上の受けが年下の若い攻めの将来のため、と言いつつぐるぐる悩む)なんですが、そこに2人の研究を絡めている(しかも浮かずに)辺りが実に上手い。

地に足の着いた地味な設定だと思いますが、それで読ませるということは本当に上手い文章であるということ。読みながらほのぼのとしていてじんわりきました。

デビュー作からハズレがなくて(わたし的に。男夫婦の"コンティニュー?"とか好きですから!)、これからもじっくりといい作品を書いて欲しいです。
 
secret

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