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不条理で甘い囁き 
不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫)不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/09/15)
崎谷 はるひ



『不機嫌で甘い爪痕』の続編。ついこの間読んだ、と思っていたらもう2ヶ月前のことだった。時間の経つのは早い。

前作でラブラブになった2人ですが、続編=波乱(喧嘩)ですよ。続編だともれなく付いてくるこのパターン。逆に安心もできるパターンなのですが。

痴話喧嘩に2人の働く宝飾業界での事件も絡めていく展開で、おもしろかったです。正直、前作よりも良かった。『インクルージョン』とも微妙にリンクしていて、そこも読んでいてニヤッとしました。こういうのが、同じ作家さんが書いた作品の楽しみでもあるかな(読んでなくても問題なし)。

ま、痴話喧嘩を経て、さらに2人の絆は強固になったでしょう。ラブラブ度も上がったし、次はどういう展開でしょうか。

あ、今回はお布団シーンは濃かったけどさほどでもないので(はるひん作品比)楽しめましたよ。
純愛ポートイレイト 
純愛ポートレイト (ダリア文庫)純愛ポートレイト (ダリア文庫)
(2009/08/13)
崎谷 はるひ



この厚さがはるひん仕様。おかげでなかなかページが進まなかったです。暑い時に厚い本は読めないですね。

読み終わって一番最初に思ったのが「このページ数必要?」でした。昔(10年前?)の作品を相当改稿したようなのですが、妙に説教くさいのがやはり最近の作品ぽい。全体としては、やはりどこを切っても「崎谷はるひ」なのだけれどね。攻めは実に崎谷作品らしい(いい人っぽく見えるけど、結構遊んでいて大人の汚いところも見ちゃってて、でも心は結構心は純粋っていうパターン)なぁと思いながら読みました。こういう攻めって、なんとなく崎谷作品でしかみかけない感じ(あくまで「感じ」)。あーそうそう。受けの博巳にイヤガラセをする→それを懲らしめるパターンもよくみるよね。パソコンやらネットを使ってやり込めちゃうシーンを細かく書くのって崎谷さんくらいかなぁ。

とりあえず何がいいたいかというと「分厚いなぁ」ってことでした(笑)。
不機嫌で甘い爪痕 
不機嫌で甘い爪痕 (幻冬舎ルチル文庫)不機嫌で甘い爪痕 (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/07/15)
崎谷 はるひ



7月中に読み終えてたのに感想書くの忘れてた。
これも新装版ですね。最近、やたらルチルは新装版が多いね。読んでなかったのでちょうどよかったけど。

絵の印象なのか、やたら2人が繊細そうに見えました。特に颯生(受)が。わたしは結構絵と書かれている人物像を結びつけちゃうタイプなので、受けは書かれている印象通りだけど、攻めはちょっと線が細すぎ?と思いながら読みました。余談ですけど。

前回読んだ崎谷さん作品が『インクルージョン』で、今回も宝飾業界なのでどこかでつながってるのかと思ってたんですが、関係なかったですね。あまり邪魔が入ることなく(多少「前の男」がでてきましたけど)ラブラブな2人だったんじゃないかなー。こういうのがいいんだよね。お布団シーンも、まぁ崎谷さんだしという感じでしょうか。なんか崎谷さんだと、お布団シーンが長くても「こんなもんだ」で済ませちゃいますけども。

いつもの崎谷さんからすると、全体的にあっさりめでした。おかげであまり覚えてない……。でも続編があると聞いてうれしかったので、やはり面白かったんだろう(曖昧だな)。
インクルージョン 
 インクルージョン

凪良さんいったんお休みして崎谷さんのあんあん系(?)。

これずっと読みたかったんだけど、なかなか手に入らなくて諦めてたので、新装版になってうれしい。挿絵も蓮川さんに変わったので、慈英×臣シリーズとの関連作なんだなとわかりやすくなりましたね。つながりはさほどないので、これだけ読んでもおもしろく読めました。

黒ラキなだけにお布団シーンは往年の崎谷さんらしく、長いは濃いは初心者なのに喘ぎっぱなしだわ。いやー久しぶりだね、この感覚。そのせいか、最近顕著な説教くささがあまり感じられなかったですね。最近の崎谷さんは、お布団シーンが短くなって説教くさいシーンが多い気がしますが、昔の作品はそれが逆。それはそれでおもしろく読めてはいるんだけどね。

照映はさすがに慈英の従兄だけあって、口がうまくないよね。まああっちに比べれば喋るだけマシ?未紘くんはうじうじしてるタイプじゃないけど、なんせ恋愛初心者だからちゃんと言葉にしてあげないとだめだよ~と照映につっこみ。ま、とりあえず丸く納まってよかったな、と。

気になったのは博多弁。それ、いまどきの人は使わないよ~と思うところが多々。「ばってん」とかばってん荒川か!と心の中でツッコミ(わかる人は九州人)。わたしは福岡にちょっとの間住んでましたが、未紘くんほど濃い方言を話す人には会ったことありません。博多て、たぶん山笠の地域をさすと思うんだけど、そこの人たちでも今時あそこまで濃い方言は話さないよなーと。方言はやはりそこの地方に住んでないとなかなか書けないと思いますよ?
ヒマワリのコトバ-チュウイ- 
 ヒマワリのコトバ

シリーズ中最も大人カプなのに。一番幼いところでぐるぐるしてる。

読みながら「昭生ってこんなキャラだったの?!」とちょっとビックリしてました。今まで2冊では、情は濃いけどここまで女々しいキャラとは思ってなかったので。

まぁとりあえず伊勢の忍耐強さに乾杯ですね。いやーほんとに愛してるからこその忍耐ですわ。昭生も精一杯感謝したほうがいいと思うよ。でも昭生の気持ちもわからんでもないので(ていうかどっちかというと浮気されたときの昭生の怒りのほうが理解できる)、同情もあるんですけどね。

しかしこのシリーズは、ひかりという人を理解できないと読み解くのは難しいですね。ていうか滋とひかりって愛し合ってたんだねぇ。滋の告白読んで、遠くの方に理解できそうな光がみえたんですが、やはり遠すぎてわかりません。おそらく滋にとってこの世の何よりもひかりが一番にいるということはなんとなく理解できましたが。ま、本人および家族の皆さんがいいならいいんですけども。
オレンジのココロ -トマレ- 
 オレンジのココロ

3部作の2作目であり、フェアの1冊目です。1年間で8冊出るそうですよ。4冊買えばフェア応募OK。どうせ全部買うだろうから「どれを買おうかなー」なんて悩みとは無縁ですけどね。

で、いつもの通り厚い本ですが、読み終わるのにえらく時間がかかってしまいました。なんかねー、どうもねー、「これ30~40Pくらいは余分なんじゃないか?」とか思ってしまってさ。どのエピソードも必要なんだろうけど、なんかいらんような気もするんです。そこが気になって集中できなかったというか。ま、なんでいまさら喜屋武?とかいろいろ突っ込みたいところもあったりしてねぇ。

相馬の相手が栢野っつーのはある意味納得です。意地っ張りちゃんには受け止めてくれる相手が必要ですよね。でもなんか説教くささがパワーアップしてる?そんな感じがするのはわたしだけ?

最後は大人カプですね。楽しみ。
ラブスクエア 
 ラブスクエア

これまた厚い。崎谷さんらしいんで驚きませんが。

しかし実に崎谷さんだよなぁ、Hシーン。濃い&しつこい。奥手な攻め(しかもドーテー)っていうのは珍しいパターンですけど、そちら方面に慣れた受けというのはよく見ますね。でも片想いにじたばたする姿はかわいいなあと思いました。Hシーンは濃いけど、純情初恋物語でもある。お互い高校生みたいな気持ちで恋愛してるなーと。ま、昔の話の焼き直しなのでどうしてもお布団シーンは延々続くんですけど。

しかし最近のあっさり崎谷さんに慣れつつあったので、お布団シーンにちょっと食傷気味。でもこれで新装版は落ち着くのかな?やっぱり最近の崎谷さんの新刊は楽しみです!
アオゾラのキモチ -ススメ- 
 アオゾラのキモチ

崎谷本の感想書くの久しぶりなことにビックリ。結構出てたんだけどねー。どうもねー。ページが進まないんですわ。2冊ほど、途中で止まってますよ(苦笑)。好きは好きなんだけど、濃すぎるHを読みたくないときもあるってことだ。

で、久しぶりの書き下ろし作品で、新シリーズ。超楽しみにしてました。やっぱ焼き直しよりは書き下ろしのほうがいいよな。

さほどHも濃くないし(やりだしたらしつこく濃い。でもいつもほどではない/あくまで崎谷さんってことで)、分厚くてもそれほど苦にはなりませんでした。まぁ専門分野の話が滔々とされてて、それがいい塩梅で感情描写の間に配されていたからね。

しかしDMくんの存在感すごいな。敵キモなのにあの存在感。ま、それぐらいないと話進みませんけどね。直球型の攻めで良かったね。受けのウジウジもあの本能一直線の前にはかすむ。

これ、シリーズ化みたいですけど、メインは変わるのかな?受けの友人・相馬の相手が気になります。
大人は愛を語れない 
 大人は愛を語れない

『絵になる大人になれなくても』と『その指さえも』のスピンオフ話ですね。以前『その指さえも』の感想で「店長と直海のストーリーってあるんでしょうか?」って書きましたが、ありましたね!満を持して店長登場ってかんじ?

まぁそんだけあれば人間不信でだらしなくなるわな、ってエピソードでしたが、そういうストーリー展開が崎谷さんぽいなーと思った。人間不信とかモラトリアムになるエピソードにも作家さんの特徴が出ますからね。

Hシーンはねっとりしていていつもの崎谷節。でもちょっと大人しめ。最近の作品はちょっぴり控えめなのかしら?それはそれでおもしろいけど、やっぱり崎谷さんのがっちりねっとりしたお布団シーンが読みたいこの頃。慈英×臣シリーズくらい濃いのがいいですなぁ。
花がふってくる 
 花がふってくる

はるひんと今さん……繋がらない。と、思っていたのですが。

いやいやどうしてこれが!
良かったですよー、雰囲気がばっちり合っていたと思います。
いつもの崎谷節が出てたらまるで違和感だったでしょうが、抑え目で控えめな文章と見事にマッチングしておりまして。まぁ、今さん挿絵であまり雰囲気合ってないなぁと感じることは少ないのでね。

後書き読むと、この話の元はデビュー前からあったそうで。なるほどー。今の崎谷さんのベースは見えますがやはりちょっと抑え目ですもんね。血がつながってるもの同士というとやはり背徳っぽい匂いが漂わないとだと思ってるのですが(でもあまり好きではないのだが)、今回はそれもちゃんと押さえてあって非常にツボにはまりました。ちょっぴり、今さんの『いとこ同士』を思い出しましたねぇ。